SBI証券からこんな案内がありました。
3/11日11時より「富士フイルムHD」を対象とする債券の販売を開始いたしました。本商品は、株価値動きによって償還金額等の条件が変動いたします。
早期償還条項付 他社株式株価連動 円建債券(富士フイルムホールディングス)
受渡日(2021/3/30)の株価を基に、満期償還日(2021/9/30)までの半年の間、当初価格×80%(小数第3位を四捨五入)のノックイン(あらかじめ定められた株価水準等を下回ること)判定水準に触れなければ満額+利息2回、ノックインに触れても株価が当初価格まで戻れば満額+利息2回。
また、3ヶ月後の早期償還判定日に判定水準(何%かは目論見書で発見できず)を上回れば満額+利息1回、という社債です。
逆にノックインに触れて株価が戻らなければ、元本が減ってしまいます。

利率は年5.22%(税引後 年4.159%)、50万円投資した場合、受け取れる利金(税引前)は、1回の利金額:6,525円、満期償還日までの利金額合計:13,050円です。
富士フイルムHDの株価は6,304円(3月14日)。

6,400円くらいの直近天井で揉み合っている雰囲気で、上抜けすれば強そうです。ちなみに、20%下落ラインは約5,000円。バブル相場の現在、半年以内にここまで下がることは想定しにくい感じです。
リスクは低いのでありかなとも思ったのですが…。とは言え、一口50万円の社債で最大半年の利息が税引前で13,050円。しかも、早期償還されると3ヶ月で6,525円の利息とは、リスクとリターンがあまり見合わない感じです。最長半年、流動性を失うのもリスクです。
50万円のキャッシュがあるのであれば、富士フイルムHDの株を100口、約60万円分を購入して値上がり益を狙うほうが良さそうです。あるいは、まだしばらくは上昇しそうな暗号資産に突っ込むか。